SNSを見る度に、心のザワつきやなんだかモヤモヤした気持ちになっていませんか?
他人の楽しそうな投稿を見て落ち込んだり、「いいね」の数が気になってしまったりする自分に疲れを感じてしまいますよね。
本記事では、SNS疲れを感じている、あなたの心のザワつきを整える6つの対策をお伝えします。
同じような気持ちを抱えている方に、少しでも心がラクになるきっかけをお届けします。
もし今「もう何もしたくない」と感じているなら、こちらの記事もそっと開いてみてください。
SNSに疲れたと感じたら、心がちょっと頑張りすぎてるのかも

SNSに疲れを感じる理由には、以下3つの要因が考えられます。
ここでは、SNSに疲れを感じる理由について、紹介します。
SNSを見たあとの落ち込みは、心が情報に追いつけていないから
SNSを見た後に気分が沈むのは、あなたの心が一つ一つの情報量が多すぎるため、感情が追いついていないからです。
数分の間に何十人もの投稿を見るため、喜び・羨望・不安・焦りなど、さまざまな感情が次々と湧き上がります。
例えば、友人の昇進報告を見て「おめでとう」と思いながらも、「私は今のままでいいのかな…」と不安になることもあるでしょう。
また、素敵な料理やインテリアの投稿写真を見て「こんなに丁寧な生活ができない」と自分を責める感情も出てきます。
情報が多すぎるから起こる反応であり、あなたの感情が豊かな証であるため、責めないでくださいね。
誰かの投稿がまぶしく見えるのは、あなたが優しいから
他人の投稿を見て「この人キラキラしている」と感じるのは、あなたが人の幸せを素直に受け取れる優しい心を持っているからです。
投稿を見て「素敵だな」「うらやましいな」と感じるのは、相手の幸せを認められる、あなたはとても優しく素敵な人ですね。
ただ、SNSの投稿写真は、一瞬を切り取っているため、羨望や妬みの感情を抱いても大丈夫です。
まぶしく感じる投稿があっても、「これは特別な瞬間の切り取りなんだ」と思い出してみてください。
見たくないのに見てしまうのは、「つながっていたい」気持ちがあるから
SNSを見たくないと思いながらも、ついつい開いてしまうのは、人とつながっていたい気持ちがあるから、と考えられます。
特に、1人で過ごす時間が長い方や、リアルで人とのつながりが少なくない方にとって、SNSは貴重な人間関係の接点でしょう。
「みんなは今何をしているのかな」「取り残されたくない」などの不安が、SNSを開く手を動かしているのかもしれません。
つながりを求める気持ちは、不安やさみしさからくる、とても人間らしい大切な欲求ですよ。
見てしまう自分を責めるのではなく、優しく受け止めてあげてください。
SNS疲れを感じやすい人の5つの共通点

SNS疲れを感じやすい人には、以下5つの共通点が見られます。
- SNSで無意識に人と自分を比べてしまっている
- 「いいね」や反応が気になってしまう
- 情報が多すぎて、心がいっぱいいっぱいになる
- がんばりをSNSで見てもらいたくなってしまう
- SNSの投稿で、距離感を気にしすぎてしまう
ここでは、SNS疲れを感じやすい人について、紹介します。
SNSで無意識に人と自分を比べてしまっている
他人の投稿を見るたびに、無意識に自分の現状と比べてしまう癖がついているかもしれません。
SNSを利用するほど、他人と比較する機会は増えていきます。
例えば、朝起きてから寝るまで、何十回も他人の「良い部分」だけを見せられるため、自分と比べる回数も多くなるでしょう。
充実した日常生活・躍進する同年代または知り合いの投稿が、羨望を超えて自己肯定感を下げてしまいます。
心の疲れだけでなく、自分自身をも嫌いになりかねません。
「いい人」になろうとして、比べて、疲れてしまうことってありますよね。そんなときは、こちらの記事もそっと読んでみてください。
「いいね」や反応が気になってしまう
SNSを利用していると、自分の投稿に対する「いいね」やコメントの数で、一喜一憂してしまう方は少なくありません。
さまざまな活動をSNSで報告したり、自分の作品や思いを発信している方にとって、反応は評価に直結すると考えるでしょう。
しかし、反応の数だけで自分の価値を測るようになると、SNSが楽しいツールではなく、評価される場所に変わってしまいます。
「今回の投稿は反応が少なかった…」「拡散されない…」と考え込んでしまい、投稿自体にストレスと不安を抱えるようになります。
情報が多すぎて、心がいっぱいいっぱいになる

SNSには、友人の近況だけでなく、ニュース・広告・おすすめ投稿など、多くの情報が流れています。
関心のある情報の一つが小さくとも、積み重なると、心が追いつきません。
楽しい情報ばかりなら良いのですが、ネガティブなニュースや批判的なコメントなども目に入るため、心がSNS疲れします。
「見逃したくない」「気になる!」という気持ちから、すべての情報をチェックしようとすると、さらに疲労が蓄積されていきます。
がんばりをSNSで見てもらいたくなってしまう
日々、自分のがんばりや嬉しい成果を、SNSで知ってもらいたい・認めてもらいたいと感じる方もいるでしょう。
一人作業をしている方や、周りに理解者が少ない環境にいる方にとって、SNSで他人から認められると存在を「承認された」という意味を持ちます。
しかし、承認を求めすぎると「投稿しなければ意味がない」「反応がないと、自分は認められていない」などの思考に陥りがちです。
本来、自分のためにがんばっている物事が、いつの間にか「人に見せるため」にすり替わってしまうと、疲れを感じやすくなります。
SNSの投稿で、距離感を気にしすぎてしまう
SNSでは、リアルな友人・仕事関係・知らない人など、さまざまな関係性の人が同じタイムラインにいるため、内容や言葉選びに慎重になるでしょう。
「この投稿は仕事関係の人に見られても大丈夫かな」「嫌味っぽい…?」などと考えすぎ、投稿を見る人たちに見せられる範囲を気にしてしまいます。
気軽に楽しめるはずのSNSが、心の重りへと変わります。
SNS疲れをやわらげるための6つの対策

SNS疲れを感じているあなたに、少しずつでも心を和らげる6つの対策をお伝えしますね。
- SNSの通知をオフにする
- スマホを見ない時間を作る
- 「また比べてる」と気づいてあげる
- 自分が安心できる投稿だけをフォロー・保存する
- 「投稿しなきゃ」と感じたら、SNSから少し離れてみて
- SNSを”見るもの”から”感じるもの”に変えてみる
ここでは、それぞれの対策について、紹介します。
SNSの通知をオフにする
まずは、SNSアプリの通知をオフにして、自分のタイミングでSNSを見られるようにしましょう。
通知がオンになっていると、自動でSNSの情報が飛び込んでくるからです。
仕事や授業中など、通知の度に集中力が途切れるため、徐々に心の疲弊だけでなく、ストレスを感じ始めます。
SNS疲れから自分を守るためにも、通知をオフにして「見たい時に見る」と、決めておく対策がおすすめです。
スマホを見ない時間を作る
1日の中で、スマホを見ない時間を意識的に作ってみてください。
朝起きてすぐや寝る前の30分など、短い時間から始めてみるのをおすすめします。
スマホを見ない・触らない間は、料理をしたり散歩したりして、心を休ませてあげましょう。
新しいことへのチャレンジやルーティン作りをしてみるのも、楽しそうですね。
スマホを見ない時間は、自分の気持ちに向き合える大切な時間に代わるかもしれませんよ。
「また比べてる」と気づいてあげる

SNSを見ている際に、他人と比較している自分に気づいたら、「また比べちゃってるよ」と優しく声をかけてあげてください。
比べることがあなたを苦しめているなら、一度立ち止まって、自分を守ってあげましょう。
「比べちゃダメ」と否定するのではなく、「比べたくなる気持ちもわかるよ」と受け入れながら、比較する気持ちと少し距離を置くことが大切です。
ちょっとずつでも、あなたが自分で自分の心を傷つけないでいてくれると、うれしいです。
自分が安心できる投稿だけをフォロー・保存する
SNSで見る情報は、自分が安心できる内容やカテゴリに絞ってみましょう。
見ていて疲れる投稿・ネガティブな気持ちになる投稿などに対して、ときにはミュートやフォロー解除も必要かもしれません。
心が温かくなる投稿や、励ましてくれる内容の投稿を積極的にフォローしてみてください。
好きな風景写真・癒される動物の動画・前向きなメッセージなど、あなたが見ていて心地よいと感じる投稿があると、SNSが安らぎの場所に変わりますよ。
「投稿しなきゃ」と感じたら、SNSから少し離れてみて
「何か投稿しなければ」「発信し続けなければ」という義務感からの投稿は、SNSから離れるサインかもしれません。
SNS投稿は、楽しみや喜びをさまざまな人・形で共有するためのものです。
義務感や焦りから投稿するようになると、SNSの存在が負担になってしまいます。
数日、数週間投稿しなくても、あなたの価値は変わりませんよ。かけがえのない存在です。
SNSを”見るもの”から”感じるもの”に変えてみる
SNSとの関わり方を、情報を「見る」から「感じる」ことに変えてみてください。
ただスクロールするのではなく、一つの投稿に対して「この写真、綺麗だな」「この人、嬉しそうで良かった」など、自分の素直な感情を大切にしましょう。
瞬間的な自分の気持ちはとても儚く、貴重で豊かな経験になります。
「いいな」と思った投稿があれば、素直に「いいね」を押してみて、 共感した内容があれば、温かいコメントを送ってみるのも素敵ですね。
ミツキの言葉|自分の心を優先することが大事

SNSは、たくさんの情報と言葉が流れてくるため、あたたかい投稿を見つけることが難しくなっています。
でも人は、不思議と「自分が傷つく・悲しくなる」と感じる情報には敏感です。
直感でもいいです。見たくない内容があれば、迷わず離れましょう。
誰もが自由に投稿できるSNSだからこそ、自分の心を最優先にして利用していいのです。
言葉は人を喜ばせることもできれば、一生の傷をつけることもできます。
SNS疲れは、心が傷ついているサインかもしれません。
目隠しをするように、そっと心を包んであげてくださいね。
「どうしてこんなに疲れてしまうんだろう…」そんな風に感じたときは、こちらも合わせて読んでみてください。
まとめ|SNS疲れに気づいたら、少しひと休みを

SNSで心がザワついたり、他人と比べて落ち込んだりするのは、あなたが感受性豊かで優しい心を持っているからです。
気持ちを責めるのではなく、まずは受け止めて認めた自分を労ってあげてくださいね。
SNS疲れに気づいたら、それは心が「少し休ませて」と教えてくれているサインです。
今日からできる小さな対策で、あなたの大切な心を守ってあげましょう。
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