「最近、何をするのもしんどい…」
「朝起きるのが辛い」
「理由もないのに精神的にしんどく感じる…」
そんな気持ちを抱えていませんか?
しんどさを感じることを責めないで、ゆっくり休んでみてもいいんですよ。
今回は、精神的な「しんどさ」を受け止めて、少しずつ前に進むためのヒントをお伝えします。
「精神的にしんどい」と感じるのは自然なこと

日常生活を送る中で、精神的にしんどいと感じる瞬間があるのは、珍しいことではありません。
しんどいと感じる自分にモヤモヤする方へ、以下の2点をお伝えします。
本章では、しんどさを感じる気持ちの要因や受け止め方を紹介します。
余裕のなさが精神的なしんどさを生み出す
精神的なしんどさを感じ始めるのは、日々の仕事・家事育児の負担など、徐々に自分の心身に余裕がなくなる頃です。
また、生活の一部であるSNSを見るのも、精神的なしんどさを生み出す要因です。
SNSは、24時間顔の見えない誰かとつながる環境であるため、キラキラした投稿内容に劣等感を抱いて疲れを蓄積しています。
いつもの生活に加えて、SNSを見るのも、心が休まる時間を減らしている要因かもしれません。
あなたの感情は感じていい大切なサイン
精神的にしんどくなると、「もっと頑張らなければ」「他の人は普通にできているのに」と思って自分を責めてしまう傾向があります。
でも、さらに頑張ろうと考えるときこそ、心身が「休んで~!」の信号です。
心と体からの大切なSOSサインであり、他の人と比べたり、もっと頑張ろうと思う必要はありません。
「しんどい」と言葉にして泣いても、ゆっくり休んでもいいんですよ。大丈夫ですよ。
精神的なしんどさは、あなたを守るためのサインだからです。
精神的にしんどくなる理由を理解しよう

しんどさの中には、心身の疲労感や重さを感じる方もおり、主な理由は以下のとおりです。
各理由を知って、休むタイミングを考えてみてください。
心の疲労が蓄積している
日々のストレスは、小さなものでも蓄積すると、心に大きな辛さやしんどさを感じさせる要因です。
心の疲労になる要因は、人によってさまざまなため、自分がモヤッとした瞬間はストレスを感じているかもしれません。
仕事量や評価への不安、家事や育児の負担など、目に見えない心の疲労は徐々に溜まっていきます。
慢性的な睡眠不足や不規則な食事による栄養バランスの乱れも、精神的な疲労を悪化させます。
見えない期待と責任のプレッシャー
頑張る人や繊細な人は、常に「もっとうまくやらなければ」と、周囲からの見えないプレッシャーや期待に応えようとします。
しかし、自分へ緊張感を与えるため、心を疲弊させる要因です。
自分では気づかないうちに、過度な責任感や完璧主義が精神的な負担になっているケースもあります。
「こうあるべき」「こうしなければ」といった他を優先しすぎて自分の気持ちを後回しにしてしまう人も多くいます。
人間関係のエネルギー消費
職場や家庭での人間関係は、心のエネルギーを大きく消費する要因です。
気を遣う会話や理解されない・受け入れてもらえない辛さなど、確実に心の余裕を削り、奪います。
特に、気持ちをわかってもらいたくて、一生懸命に話しても伝わらずに心が傷つく人も多くいます。
相手を大切に想っているから、良い関係でありたいからくる行動に自分自身を消費し、諦めてしまうケースも少なくありません。
また、内向的な人や敏感な人にとって、些細な会話や交流も大きなエネルギーを使いますよね。
対人関係のストレスは目に見えにくいため、精神的な疲労の原因になりやすく、しんどさを感じる原因です。
人間関係につまずく、悩みが尽きない方は、以下の記事もご覧ください。
しんどいときの自分との向き合い方

精神的にしんどいときは、自分自身と丁寧に向き合うのも大切です。
ただ、自分自身との向き合い方がわからなかったり、できなかったりする人もいるため、以下の向き合い方を少しずつ行ってみてください。
ダメなところを見つめ直すのではなく、「それでいいんだよ」と、自分に優しくできる方法を一緒に見つけましょう。
今の自分を受け入れる練習
まず大切なのは、「しんどい自分」を認めて、ありのまま受け入れる練習です。
「こんなはずじゃない」「もっと頑張らなきゃ」と、頑張ろうとする思いは一旦置いておきましょう。
「今日はしんどい日だな」「ちょっと無理かも…」と、ほんの少しでも自分のしんどさを認めると、無理に頑張ろうとするのを止められます。
しんどい感情も、あなたの大切な心なので、優しく受け入れてみてください。
心と体のつながりを意識する
精神的なしんどさは、肩こり・頭痛・胃の不調など、体の症状として直接的に現れる場合があります。
動く前に、深い呼吸をしたり軽いストレッチをしたりするなど、体をゆるめる時間を意識的に作りましょう。
入浴やウォーキングなど、体を動かす習慣づくりも心の疲れを和らげるのに効果的です。
運動がいやだな〜と感じる方は、就寝前の深呼吸だけでも意識してみてください。
体が軽くなると、心も少しずつ楽になっていこうとしますよ。
心の声に耳を傾ける時間を作る
1日5〜10分でも、心の声に耳を傾ける時間を作ってみましょう。
今感じている気持ちや考えを整理できるため、モヤモヤした気持ちが軽くなります。
ただ何も考えず、ボーっとする時間でも大丈夫です。
嫌なことや考えたくない気持ちを無理に聞く必要はありません。
心を休める大切な時間であるため、無理に前向きになろうとせず、今の気持ちをありのまま感じる時間を大切にしましょう。
ミツキの言葉|無理に笑って平気な顔をしないでね

精神的にしんどいときは、なぜか明るく過ごしたり、率先してやる気を見せたりする人がいます。
きっと、自分に対して「大丈夫」という鎧をまとわせて、なんとか乗り越えようとしているのかなと思います。
しんどさを感じるのは誰でもありますが、「あなただけのしんどさ」だから、比べる必要もありません。
無理に笑って、平気なふりをすると、自分自身を助けるタイミングを失くしてしまいます。
「今日はちょっと…」と、気持ちを吐き出してくださいね。
精神的なしんどさを和らげる方法

精神的なしんどさを和らげるためには、日常に取り入れやすい方法から始めてみましょう。
少しずつ自分に合った方法を見つけていきましょうね。
日常に取り入れやすい心のケア習慣
自分のお気に入りや好きなことなど、小さな癒しの時間を習慣的に作ります。
例えば、朝起きたら5分間だけ深呼吸をする・お気に入りの香りのハンドクリームを塗る・好きな音楽を聴くなど、できることから習慣にしましょう。
もちろん、同じ内容ではなく、日によって違う行動をするのもおすすめです。
しかし、「絶対にやらないといけない」とは考えず、「やろうかな」といった気軽な感覚でいましょう。
環境を整えて心の負担を減らす
断捨離や整理整頓で、物理的な空間がすっきりしたり変化したりすると、心の負担が少しずつ軽くなるケースもあります。
他にも、SNSの閲覧時間を減らしたり、通知をオフにしたりして、情報過多による心の疲れを軽減するのもおすすめです。
また、十分な睡眠・バランスの取れた食事・適度な運動も、精神的なしんどさを軽くするためには欠かせません。
特に、睡眠は精神状態に大きく影響するため、就寝前のリラックスタイムを作りましょう。
専門家のサポートを求める勇気
精神的なしんどさや辛さは、一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けるのも大切です。
心の不調は風邪と同じように、お医者さんに診てもらってから、適切な処置が必要です。
以下のような症状が続く場合は、専門家への相談を検討してみましょう。
- 2週間以上続く気分の落ち込み
- 不眠や食欲不振
- 自傷や自殺についての考えが浮かぶ
できない・しない自分が悪くて弱いから…なんてことは、絶対にありません。
自殺を考える・自傷をするのも、してはいけないわけではなく、「助けて」と叫んでいるからしてしまうのです。
カウンセラーや心療内科医など、専門家に相談して、自分の心身を大切にできる方法やヒントを教えてもらいましょう。
まとめ:自分のペースで一歩ずつ前に進むために
「しんどい」と感じる自分を責めるのではなく、1つのサインとして受け止め、丁寧にやさしく自分と向き合ってみましょう。
心と体は密接につながっているため、体を休めると心も休まります。
毎日の生活に小さな癒しの習慣を取り入れたり、環境を整えたりして、少しずつ前に進んでみてください。
1人で無理をせず、専門家のサポートを求めるのも大切な一歩です。
本記事が、あなたの小さな一歩になりますように。
明日はきっと、今日よりも少しだけ心が軽くなりますように…
心にそっと寄り添う言葉を、noteでも発信しています。
疲れたときや、ふと立ち止まりたくなったときに、そっと開いてもらえたら嬉しいです。
→ noteを見る
また、X(旧Twitter)では、朝・夕・夜に、小さなメッセージをお届けしています。
あなたの心に静かに寄り添う言葉を、ぜひ受け取りに来てください。
→ Xをフォローする