“また私のせいだ…”そんな自分を責める癖に、苦しんでいませんか?
毎日のように自分を責める癖に疲れて、ずっと苦しい世界の中にいるように感じますよね。
自分を責める癖は、実はあなたの優しさや真面目さからきています。
本記事では、自分を責めてしまう癖と優しく向き合っていくヒントをお伝えします。
あなたの心が、少しでも軽やかになるお手伝いができれば、嬉しいです。
同じように、「人のために頑張りすぎてしまう自分」に悩んでいる方へ。
こちらの記事も、あなたの気持ちにそっと寄り添えるかもしれません。
「自分を責める癖」があるのは、弱さじゃなく優しさの証
自分を責める癖を持つ人は、とても優しく責任感の強い人です。
ただ、少しだけ責めることで見えなくなってしまっている部分があります。
ここでは、自分を責める癖を持つ人について、見ていきましょう。
いつも自分を責める理由がある
自分を責めてしまう人は、人への思いやりと責任感が誰よりも強いことが挙げられます。
例えば、他人を傷つけたくない「思いやり」、物事を良くしたいと考える「向上心」、周りの人に迷惑をかけたくない「配慮」です。
他の人を気にかけていることが多すぎて、どんどん自分を無理させています。
優しさがあなたを苦しめてしまうのは、すごくいやですね…悔しいです。
あなたが責めてきた”自分”は、実はとても頑張り屋さん
責める癖がついてくるのは、物事に失敗したときに一人で抱え込んでしまうときです。
誰よりも頑張っていて、自分に関わる人を大切に想っているからこそ、相手ではなくて自分を責めてしまうのではないでしょうか。
任せられた仕事や人間関係に対して、真摯に誠実に取り組む人は、自分を責める癖がつきやすいので、ちょっとだけ肩の力を抜いてみてくださいね。
「責めること」で自分を守りたい
自分を責めることで、先に自分の心を守ろうとしている可能性があります。
責める中で、心の奥底で「次は失敗しない」「嫌われないように」と、必死の決意をしているからかもしれません。
本来であれば、もっと自分のことを優先していいことですが、誠実さが苦しめているのでしょう。
「自分ばかり責める」気持ちが生まれた背景を考える
自分を責める癖の背景には、過去の経験や環境が深く関わっている可能性が高く、主な背景は、以下のとおりです。
ここでは、あなたが自分に対して、優しい気持ちを向けられるヒントを優しくお伝えします。
幼少期の環境からの言葉が影響しているケース
幼少期の環境が与える影響には、以下の3つのパターンがあります。
- 「ちゃんとしなさい」:期待の言葉
- 「我慢しなさい」:感情抑制の教え
- 「あなたのせいで」:責任転嫁の経験
幼少期の環境において、大人からの言葉は、本人が成長しても心の奥深くに残り続け、自分を責める声として現れるケースが多くあります。
特に、親から「いい子でいなさい」「迷惑をかけてはダメ」と言われ続けると、子どもの心には「失敗したら愛されない」という不安が刻まれるからです。
結果的に、大人になっても失敗や問題が起きる度に「自分が悪い」と感じてしまいます。
ミスに関わっていた場合、責任感の強いあなたは、自分からすぐに謝罪をして根底にある「迷惑をかけるな」の言葉に従っているのでしょう。
大丈夫です。あなただけが責任を負う必要はありませんよ。
まずは、ミスを一緒にカバーしてくれる相手に「ありがとう」と伝えてみてくださいね。
「嫌われたくない」「認められたい」と願わずにはいられない心
人は誰でも愛し愛され、認められたいと願う生き物です。
特に繊細で優しいあなたは、人一倍強い願わずにはいられないのかもしれません。
「嫌われたくない」という気持ちが強いほど、何か問題が起きた際に「私が悪かったんだ」と、強く考えてしまいがちです。
でも、愛されたい・認められたい気持ちは、人とのつながりを「大切にしたい・周りと平和でいたい」という美しい願いの表れといえますね。
とても綺麗で純粋な心の持ち主ですよ。
他人軸で生きてきた自分に気づくことの大切さ
今まで他人の気持ちや、周りの反応を基準にして生きてきたことで、あなたの中で他人が最優先されるのが自然になっています。
自分の感情や欲求よりも、周りの人が「どう思うか」を優先してきたからです。
「他人軸」で生きる優しさこそが、自分を責める癖を強くしている可能性があります。
他人軸から自分軸へと少しずつ移行していくことで、自分を責める頻度も自然と減っていくでしょう。
あなたの人生だから、ちょっとずつあなたの思うように生きていい、と考えていけると嬉しいですね。
「誰かにどう思われるか」がずっと気になって、自分を見失いそうになるときってありますよね。
そんな気持ちを抱えているあなたに向けて、こんな記事も書いています。
自分を責める癖と向き合うために、今日からできる3つのこと
自分を責める癖と向き合うための方法は、以下の3つです。
ちょっとずつでも、今日から始められる方法なので、自分のペースで始めてみてくださいね。
「今の自分」に声をかけてあげる習慣を持つ
自分を責めそうなときは、1度深呼吸してから優しい言葉に変えてみましょう。
「また失敗した、私はダメだ…」という言葉を、「大丈夫。原因がわかってるから巻き返せるよ」と、心の中で自分に話しかけてみてください。
最初はなかなか出てこなかったり、違和感があったりするかもしれません。
でも、深呼吸を挟むことで、少しずつ自分への接し方も変わってきますよ。
失敗やミスの「背景」にも目を向けてみる
失敗やミスが起きたとき、すぐに「自分のせい」と決めつけるのではなく、ミスの原因に目を向けてみましょう。
もしかしたら、忙しすぎて余裕がなかった・周りのサポートが足りていなかった・想定外の出来事が重なったのかもしれませんよ。
失敗には、複数の要因があるため、 すべてを自分一人の責任にする必要はありません。
大丈夫です。
「ちょっと悪いタイミングが重なっただけ」と考えれば、ミスの原因を冷静に分析できて、違う改善案が思いつく可能性があります。
“誰かの目”から自分へ逸らすセルフトーク
自分を責める癖の中には、「あの人にどう思われるだろう」「みんなに迷惑をかけたかも」という思考も含まれています。
もし、誰かの目が気になったときは、以下のセルフトークを試すのもおすすめです。
「私は私のペースでいい」「見守ってくれる人もいる」と、心の中で何度も言ってみましょう。
自分に対する言葉を心の中で繰り返すことで、他人の評価に左右されず、自分軸を育てていけますよ。
なかなか言葉が出てこない・見つけられないときは、ぜひ当ブログ「心の箱」でゆっくりと探してみてください。
また、2025年6月21日にスタートした「ことば便」で、あなたのためだけの言葉をお届けします。
少しでも安心して、自分に優しくなれるお手伝いができれば、嬉しいです。
ミツキの言葉|「自分のせいじゃない」と逃げ出してもいい
私も、すぐに自分自身を責めてしまう癖があり、今も抜けていません…。
自分を責めだすと、「どうしよう…!」と、不安と焦りが大きくなって、全部が悪い方向・悪い未来を考えてしまいます。
でも、少しずつでも「このミスは、私1人だけじゃない。意外とみんなやってる」と言葉にしてみてます。
もちろん、反省するのが先ですが、すべて自分のせいにすると、どんどん身動きが取れなくなることがわかったからです。
できるはずのことができなくなってしまうので、「自分のせいじゃない!」と責任感から逃げてもいいと思いますよ。
誠実なあなたはきっと現実と向き合うと思うので、1度冷静になるためにも、自分自身を許す意味でも、逃げ出してくださいね。
大切なのはあなたの素直で素敵な心ですよ。
「もうこれ以上、何も失敗したくない…」そんなふうに焦りや不安でいっぱいになる日もありますよね。
心を少し落ち着かせたいときには、こちらの記事もそっと読んでみてください。
まとめ|あなたは、責めなくても大丈夫
自分を責める癖は、あなたの優しさや責任感の表れです。
ただ、その優しさを今度は自分にも向けてあげてください。
今日から少しずつ、自分への接し方を変えてみて、あなたのペースで進んでいけば大丈夫です!
あなたは自分を責めてしまうほど繊細で、素敵な人ですからね。
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