理由もはっきりしないのに、突然あふれ出る涙に戸惑い「どうしてこんなに泣いてしまうの…」と不安に感じていませんか?
本記事では、誰にも相談できずに1人でつらい気持ちを抱えているあなたへ、涙が止まらない理由と心を軽くする4つの対処法をお伝えします。
また、深夜に涙があふれて眠れないあなたも、まずは「泣いてしまう自分」を責めないようにしてくださいね。
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「理由もなく涙が出る…」は心のSOSかもしれません

涙が止まらないのは、あなたの心がSOSサインを出している可能性があります。
はっきりとした理由がないように思える涙でも、実は心の奥深くで複雑でさまざまな感情が積み重なった結果、限界を迎えている状態だからです。
日常生活は普通に過ごしていても、夜一人になったときに心のバランスが崩れ、あふれだした感情が涙として流れているのかもしれません。
ただ、多くの人が同じような経験をしているので、あなた一人だけが泣いてしまうわけでも、心が弱いわけではないですよ。
涙が止まらない理由とあなたの本当の気持ち

涙が止まらない背景には、以下3つの理由が考えられます。
涙が止まらない理由は、人によってたくさんあるため、主な理由として詳しく紹介します。
日々の小さなストレスの積み重ね
日常生活を送るなかで、家事・育児・仕事・人間関係など、毎日の小さなストレスが少しずつ心に蓄積されています。
ひとつの出来事は些細な内容でも、重なり合うと心の容量を超えてしまうからです。
特に、頑張っているあなたほど、「大丈夫。平気だ」と自分の限界を見過ごしてしまうため、注意しましょうね。
気がついたときには、感情のダムが決壊して涙があふれ出てしまいますよ。
義理の家族との関係、夫婦間のコミュニケーション不足、子どもの成長による親子関係の変化なども、あなたが思っている以上に心へ負担をかけているかもしれません。
誰にもわかってもらえない孤独感
「こんなことで悩んでいるなんて誰にも言えない」「みんな忙しそうで話を聞いてもらえない」という孤独感も、涙が止まらない大きな原因の一つです。
本当は誰かに打ち明けたいのに、「迷惑をかけたくない」「面倒くさい人だと思われたくない」という気持ちから、一人で抱え込んでしまう傾向があります。
あなたが優しくて真面目な性格だから、無意識のうちに相手を気遣っている証拠ですよ。
本当に優しいから、孤独感が積み重なると、夜一人になったときに心のバランスが崩れ、感情が涙となってあふれ出てしまいます。
自分を責めてしまうクセが心をすり減らす
「もっと頑張らなければ」「私がダメだから」と、何でも自分のせいにしてしまう思考は、自分の心を深く傷つけています。
実は、完璧主義の傾向があったり、周りの期待に応えたいと強く思うあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまっているのでしょう。
「泣く自分が情けない」と、泣いている自分すら責めてしまい、さらに心を苦しめる悪循環に陥ります。
自己批判的な思考が続くと、心は常に緊張状態になるため、些細なきっかけで感情が爆発してしまう可能性があります。
以下の記事では、気持ちを落ち着けるヒントを紹介しています。
涙が止まらないときの優しい4つの対処法

涙が止まらないときは、以下4つの対処法を試してみてください。
各対処法は、簡単なものばかりなので、できそうなものから少しずつ取り入れてみましょう。
完璧に行う必要はなく、自分に優しくすることを1番に考えてくださいね。
まずは泣いてしまう自分を許してあげて
涙が止まらないときは、泣いている自分を責めず、許してあげることが大切です。
「泣いてもいいんだ」「今は涙が必要なんだ」と、自分の感情を受け入れてあげてくださいね。
涙には、心の浄化作用があり、溜まった感情を外に出してくれる大切な役割があります。
どうしても涙が出て止まらないのは、今のあなたには涙を流すだけの理由があるからです。
自分に向けて「よく頑張ったね」「つらかったよね」と声をかけてあげて、感じている気持ちを認めてあげてくださいね。
深呼吸と心の中で「大丈夫」とつぶやく
涙があふれて心がザワザワしたり、パニックになったりしそうなときは、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
まず、鼻から4秒かけて息を吸い、4秒間息を止め、口から6秒かけて息を吐き出します。
呼吸に意識を向けられるため、乱れた心を少しずつ落ち着かせられますよ。
息を吐くときに「大丈夫だよ」「ゆっくりでいいよ」と、心の中でつぶやくと安心感が増すので、おすすめです。
深呼吸の呼吸法は、その場でできるので、夜中に目が覚めて涙が止まらないときにも試してみてくださいね。
(参照:腹式呼吸をくりかえす|こころと体のセルフケア|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省)
やさしい言葉に触れる時間をつくる

心が疲れているときは、温かい言葉や癒される内容に触れる時間を意識的に作りましょう。
優しいメッセージが書かれた本やブログ記事、心が軽くなる音楽や動画を見つけておくのがおすすめです。
「あなたは十分頑張っています」「そのままのあなたで大丈夫」といった言葉に触れると、自分を肯定する気持ちが育まれます。
SNSで励ましの投稿をしている人をフォローしたり、心を癒してくれるアカウントを見つけたりしておくのも良いでしょう。
つらいときに読み返せるよう、心に響いた言葉をスマホのメモに保存するのもおすすめです。
自分の心と向き合える’ひとり時間’の習慣を見つけてみる
毎日、短時間でも良いので、自分だけの時間をしっかりと確保してみてください。
日記を書く・好きな音楽を聴く・温かい飲み物を味わうなど、心が安らぐ行動や活動の時間を決めておくと、習慣化できますよ。
また、入浴時間を長めに取って、ゆっくりと湯船につかりながら一息つくのも効果的です。
自分の気持ちに寄り添う時間は、感情を溜め込まずに少しずつ解放できる時間に変わっていきます。
「今日も一日お疲れさま」と自分に優しい言葉と時間をあげる習慣をつけて、心の負担を軽くしてあげましょう。
ミツキの言葉|涙は無理に止めないで

あなたが流す涙は、言葉にできない感情そのものだと思います。
自分でもわからない限界が涙になっているので、たくさん泣いて、心も息ができるようにしてあげてください。
涙が止まらない夜は、特に不安に覆われやすく、小さなことも怖く感じます。
大丈夫ですよ。頑張って張りつめていた心が緩んだだけで、誰もあなたを傷つけませんよ。
今、感じている気持ちをそのまま言って、ゆっくりと深呼吸してください。
無理に頑張ったり、笑って大丈夫な姿を見せようとしたりしないでくださいね。
私は、ありのままのあなたが大好きですよ。
まとめ:泣くあなたも、大切にしてほしいあなた自身です

涙が止まらない理由がわからなくても、きちんと意味があり、あなたの心が発している大切なメッセージです。
日々のストレスや孤独感、自分を責める気持ちが積み重なって、心の限界を訴えているのかもしれません。
まずは泣いている自分に優しく労わり、深呼吸をしながら「大丈夫」とつぶやいてみてください。
優しい言葉に触れる時間を作り、自分だけの癒しの習慣を見つければ、少しずつ心は軽くなっていきますよ。
あなたは、1人じゃないですからね。
以下の記事は、心が落ち着いてきたら、あなたの助けになるかもしれません。
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