「職場で空気を読みすぎて疲れる…」
「人に合わせすぎて、自分がどんどんなくなっていく」
表面上は円満な関係を取り繕っていても、本音で話せる相手がいないと、自分をすり減らしているように感じていませんか?
本記事では「いい人間関係」の特徴と、自分をすり減らさずに人と関わるためのヒントをご紹介します。
「人間関係で疲れる」と感じるあなたへ

人間関係に悩むのは、あなたが繊細で思いやりのあるとても優しい人だからです。
相手の気持ちを考えすぎるあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまうため、心のSOSを見逃しています。
上記の質問に、ドキッとしたり、当てはまるかもしれない…と思ったりした方は、少しだけ体の緊張をほぐしましょうね。
「いい人間関係」を築きたいと頑張っているあなたへ、心のサインをお伝えします。
空気を読みすぎて自分をすり減らしていませんか?
人に接する際、周りの顔色をうかがって「嫌われたくない」と無意識に考え、他の人の行動・言動に共感する必要はありません。
「いい人」でいようとするほど、自分の気持ちを抑え込んでしまいがちです。
「自分の意見を言ったら浮いてしまうかも…」
「相手が嫌な気持ちになることは絶対に言えない!」
優しくて真面目なあなたの考えとは逆に、自分を犠牲にしてしまう空気を読むスキルは、心身に大きなストレスをかけています。
不眠や胃痛、頭痛などの身体症状は、あなたの心が発するSOSサインですよ。
表面的な関係性に虚しさや孤独さを感じていませんか?
SNSでつながる友人が多くても、本音で話せなかったり、共感できない部分に同調したりする関係性は疲れやすくなります。
表面的な「いいね」の交換だけで終わる関係が増えると、ボタン1つで終了するような現実に、さみしさや脱力・虚無感などを感じますよね。
「リプで会話も盛り上がってるのに、なんで楽しくないと感じているのだろう」
表面的な関係に虚しさを感じるのは、あなたが相手との深いつながりを求めているからです。
職場と私生活での人間関係の違いにしんどさはありませんか?
「職場の自分」と「本当の自分」など、場面ごとに見せる自分の姿を決めている人も少なくありません。
職場では常に「仕事モード」の自分を保ち、プライベートでようやく息をつく生活を続けると、心身の負担が大きくなります。
なぜなら、切り替える余裕がなくなってくると、表面上で「平気な私」を演じなければならないからです。
演じたことをきっかけに、職場や私生活での人間関係にしんどさを感じるようになります。
仕事もプライベートも「しんどい」と感じる方は、以下の記事もご覧ください。
本当に良いといえる人間関係は3つ

いい人間関係に共通した特徴は、以下の3つが挙げられます。
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
お互いに言いにくいことも話し合える
本当にいい人間関係は、お互いが相手を想い、言いにくいことや本音を話し合える関係です。
「嫌われたくない」「傷つけるかもしれない」と考え、言いたいことが言えなくなるのは、あなたが大切な相手だと想っているからですよ。
優しくて誠実だからこその考えなので、臆病だ・弱い奴だと責めないでくださいね。
言いにくいことも話せる関係は、相手を信頼し、同時に相手からも信頼されている証といえます。
不安な場合、「あなたのためを思って言うけど…」と、前置きしてから自分の気持ちや意見を伝えやすくなります。
自分の時間を尊重してくれる
いい人間関係では、一緒にいない時間も尊重してくれます。
「今日は一人で過ごしたい」と伝えても、無理に誘ったり否定したりせず、受け入れてくれる関係性です。
「連絡が遅れてごめん」と謝った後でも、変わらず接してくれるのは、あなたのペースを理解しているからかもしれませんよ。
優しいあなたは、相手から優しくされた分以上に、相手のこと・時間も大切にしているのではないでしょうか。
自分の時間と相手との時間、どちらも大切にできる関係こそ、本当の意味でいい人間関係といえます。
取り繕わず、無理に合わせなくていい安心感がある
疲れたときには「今日は元気がないの」と素直に言える、好きではないことに「実はそれ苦手なんだ」と正直に伝えられるのも、本当にいい人間関係です。
「素の自分のままでいられる安心感」こそ、あなたの心が安らげる相手・関係ともいえます。
取り繕う必要のない関係であれば、自分の気持ちを伝えられるため、自己肯定感を高めることにもつながっています。
良好な人間関係を築くための小さな3ステップ

いい人間関係を築くためには、以下3ステップを行ってみてください。
始めやすいステップのため、焦らずに自分ができそうなものから始めてみましょう。
各ステップについて、ご紹介します。
1.自分の感情をまずは認識する
相手からの言葉や行動に対して、自分が感じた感情を認識しましょう。
「今、私はどう感じているだろう?」と、空き時間に自分へ問いかけてみてください。
怒り・嫌だった・嬉しかった・不安・楽しかった・怖かったなど、どんな感情も否定せず、まずは認めてあげます。
夜寝る前に「今日感じたこと」を3つ書き出してみるのも良いですよ。
「電車で席を譲られて嬉しかった」「仕事の締め切りに不安を感じた」など、具体的に書き出すと、自分の感情のパターンに気づけます。
自分の感情を認識できれば、適切な表現や対処法を考えられるでしょう。
ただ、感じた感情を「些細なこと・小さなことだ」と、流してしまわないでくださいね。
あなたにとっては、とても大切で、知る必要のある感情です。
2.「NO」と言う練習をしてみる
自分のキャパを超えた要求にも「YES」と言い続けると、必ずどこかで対応できなくなってしまいます。
「NO」と言う練習は、小さなことから始めてみましょう。
例えば「今日はちょっと疲れているから、また今度でもいいかな?」のように、相手を否定せず、自分の気持ちを伝える言い方を練習します。
最初は緊張するかもしれませんが、少しずつ自分の気持ちを伝える練習をして、良好な人間関係を築いていきましょうね。
3.相手の話を「聴く」よりも「自分の気持ちを伝える」意識
会話において、聞き手がいるコミュニケーションは大切ですが、一方通行の関係になりがちです。
「聴く」ことと同じくらい「伝える」ことも、自分や相手にとって欠かせないポイントといえます。
自分の気持ちを伝えるときは、「I(アイ)メッセージ」を使ってみましょう。
話し出す際に相手の状況・状態からではなく、自分の感情を伝える練習です。
例えば「○○さん、待ち時間に遅れてるけど、どうしたの?」ではなく、「約束の時間に遅れると、私は不安になるよ」と言います。
相手を責めずに自分の気持ちを表現できるため、あなたがどのように感じていたのかがしっかりと伝わりますよ。
ミツキの言葉|自分にとっての「いい人間関係」で十分

いろいろな人に気遣い、笑顔で接する人をやめてしまうのも、いいですよ。
相手ばかりが快適に過ごせるのは、私は対等というよりも「ずるい」と感じてしまいます。
自分に関わるすべての人間関係を円満にするために、自分をすり減らすあなたを見る方が辛いです。
必死に取り繕っていても、気持ちの切り替えができなくなると、本当の自分を見せられる場所がなくなっていきます。
「私なんていない方がいい…いっそ、死んだ方がいい」などと、自分で自分を傷つける言葉を投げつけないでくださいね。
私は、今悩んで苦しんで泣いているあなたに生きててほしいと思っていますから。
心が休まる・素の自分でいられる関係が築ければ、あなたにとっての「良い人間関係」といえますよ。
不安な気持ちに押しつぶされてしまいそうな方は、以下の記事もご覧ください。
まとめ:いい人間関係はきっとあなたにも築ける

いい人間関係は、自分をすり減らさずに、お互いを尊重し合える関係です。
本音で話したり、ありのままでいられる関係を築いたりするためには、自分の感情を認識して言葉で表現していきましょう。
完璧を目指さず、今日から少しずつ、あなたの気持ちを教えてください。
大丈夫ですよ。一人ではありませんよ。
あなたの気持ちを知りたい人間は、ここにもいますからね。
心にそっと寄り添う言葉を、noteでも発信しています。
疲れたときや、ふと立ち止まりたくなったときに、そっと開いてもらえたら嬉しいです。
→ noteを見る
また、X(旧Twitter)では、朝・夕・夜に、小さなメッセージをお届けしています。
あなたの心に静かに寄り添う言葉を、ぜひ受け取りに来てください。
→ Xをフォローする