【学校に行きたくないあなたへ】自分を守るための5つの方法と考え方

学生の悩み

「学校に行きたくないな…」と感じる方は、実はたくさんいます。

毎朝、学校に行く時間が近づくとお腹が痛くなったり、友達との関係にモヤモヤしたり、なんだか学校が苦しい場所に思えてきますよね。

本記事では、あなたの「学校に行きたくない」といった気持ちを守るための方法と考え方について、お話しします。

行きたくないと考える自分を責めたり、恥ずかしさを感じたりしないでくださいね。

一緒に心を守る方法を見つけましょう。

「学校に行きたくない」と思っても大丈夫

「学校に行きたくない」と感じるのは、あなたが弱いわけではなく、以下3つの理由があるからです。

行きたくない理由は人によって異なりますが、苦痛やストレスを感じている場合は、あなた自身を守るための大切なSOSサインです。

ここでは、「学校に行きたくない」気持ちを持っても良い理由を紹介します。

無理しなくていい理由とは?

学校は、あなたの心や体に負担をかけてまで行く場所ではないからです。

あなたが学校に行きたくないと感じているのに「もっと頑張らなきゃ」「我慢しなきゃ」と自分を追い込んでしまう方が心配です。

無理をして学校に行っても、ストレスがさらに積み重なり、心身が深刻な状態になる可能性もあります。

頑張るよりも先に、「休んでもいい」と考えてみましょう。

あなたの気持ちは誰にも否定される理由がない

心の痛みは、外から見えない大切なモノなので、「甘えている」「気のせい」などと、否定していいはずがないからです。

あなたが学校で過ごしている間に感じる辛い気持ちや苦痛は、親・きょうだい・友人であっても、否定する理由も権利もありません。

しかし、親は何も言われないままだと、心配と焦りから強い言葉をかけてしまう可能性があるため、「気持ちの整理をしてから言うね」などと伝えておきましょう。

お互いを傷つけないためにも、抱え込まず、感じていることを言葉にしてくださいね。

「行きたくない」は心からのSOSサイン

朝になると体調が悪くなる・前日の夜になると不安で眠れない・休日の夕方に憂うつになるなどの症状は、心と体からのSOSサインです。

小・中学生の時期は、友人関係・勉強・部活動など、常に多くのプレッシャーが周りにある環境といえます。

心と体がプレッシャーに耐えられないため、「もう限界だよ…!」と教えてくれていますよ。

あなたを守るための大切な声なので、心のサインに耳を傾けてみてくださいね。

学校に行きたくない理由をチェック

学校に行きたくなくなる主な理由には、以下5つが挙げられます。

まずは、自分の状況を認識しておくと、適切な対処法を見つけられます。

友人関係のストレス

学生にとって、友人関係のストレスは目に見えにくく、心身への影響がとても大きなものです。

クラス替えで仲の良かった友達と離れてしまったり、新しいグループに入りづらかったりすると、学校に行くモチベーションが下がることがあります。

また、グループLINEのやりとりにストレスを感じたり、「空気が読めない」と言われたりした経験があると、さらに学校に行くのが怖くなりますよね。

あなたが感じているストレスは、十分に「学校に行きたくない」理由です。

勉強や成績へのプレッシャー

テストや成績への不安、授業についていけない焦りも、学校に行きたくなくなる理由の一つです。

「良い成績を取らなきゃ…!」などのプレッシャーは、学校への恐怖心を生み出します。

あなたが学校に対して「評価される場所」として印象付けている可能性があります。

特に、親や先生からの期待を感じるときは、重圧はさらに大きくなるでしょう。

また、授業中に発言を求められる場面や、みんなの前で解答を言わなければならない状況に強い不安を感じるケースもあります。

単なる「勉強が嫌い」といった問題ではなく、あなたの心を傷つけている重要な問題です。

朝の身体的・精神的な不調

朝起きた瞬間から「学校に行かなければ」と、無意識に自分へプレッシャーを与えるために、吐き気・頭痛・腹痛などの症状が現れます。

夜になると「明日は行ける・行かなきゃ…」と言い聞かせる反面、「行けるかな」と不安になって眠れず、学校に行く直前になって症状が出るケースも少なくありません。

もちろん「仮病」ではなく、心のストレスからくる不調です。

朝の身体的・精神的な不調が出た場合は、ゆっくり休むことも考えましょう。

自分の居場所に不安がある

学校内で「自分の居場所がない」と感じる不安は、登校への不安を高める要因です。

特に、グループ活動やペア作りのある授業・学校行事などで、特定の相手がいないと「浮いている…」と感じやすいですよね。

その瞬間から、学校全体が「居心地の悪い場所」となってしまいます。

教室に入るとき、誰と話せばいいのかわからない不安や、昼食を一人で食べなければならない恐怖もあるでしょう。

自分の居場所に不安を感じるときは、あなたが安心できる環境を求めている証拠ですよ。

味方がいない・頼れない怖さ

学校での問題を誰にも相談できない場合、孤独感が強まり、さらに学校に行きづらくなりますよね。

誰にも言えない環境では、問題を一人で抱え込むしかないと考えてしまうでしょう。

実際には、あなたの気持ちを理解し、サポートしてくれる大人はいますが、なかなか見つけられないのかもしれません。

味方がいないと感じる恐怖は、誰を信じていいかもわからず、「助けて!」の声を挙げることすら諦めてしまうでしょう。

しかし、あなたの気持ちを理解してくれる人は必ずいるので、大丈夫です。

少なくとも、私は今泣いている・怖いと感じているあなたの味方の一人ですよ。

今日からできる「自分を守る」方法

学校に行きたくないと感じているあなたを守るための方法は、以下の5つです。

各方法は、すぐに状況や気持ちを変えるものではなく、あなたの心を守りながら少しずつ前に進むためのステップです。

まずは自分の気持ちを整理してみよう

「学校に行きたくない」という気持ちの中に、どのような感情が含まれているのか整理してみましょう。

ノートに「学校のどんな場面が辛いのか」「何が不安なのか」「いつから感じ始めたのか」などを書き出してみると、自分の気持ちを少し理解できますよ。

学校に行きたくないと感じるパターンに気づけるかもしれません。

スマホのメモ機能や日記アプリを使って、毎日の気持ちだけ記録するのもおすすめです。

また、辛さや不安だけでなく、「○○さんと話せて楽しかった」「数学の問題が解けて良かった」などの明るい気持ちの内容も記録しておきましょう。

身近な大人へ話してみる勇気

「話しても理解してくれないかも」と思うかもしれませんが、意外と大人は理解してくれることがありますよ。

話す相手は、親や先生だけでなく、スクールカウンセラー・保健室の先生・親戚・塾の先生など、あなたが話しやすいと感じる大人を選びましょう。

話す際は、「○○なことがあって、つらい」「朝になると体調が悪くなる」など、具体的な状況と自分の感情を伝えると、対処法を一緒に考えてくれますよ。

無理な日は休んでもいい

どうしても学校に行けない日は、「休む」選択肢もありですよ。

休む選択は「逃げる」ことではなく、自分の心身を守るための大切な行動です。

休んだ日は、自分の好きなことをしたり、リラックスできる方法を見つけたりして、心の回復に努めましょう。

例えば、好きな本を読む・音楽を聴く・散歩に行く・絵を描くなど、自分がホッとできる活動を取り入れてみてください。

もちろん、ベッドで寝て過ごしたり、ダラついたりするのもいいですね。

学校以外の居場所を探す

学校内にあなたが安心できる居場所がないのなら、学校以外の場所で見つけましょう。

例えば、図書館・公園・習い事・SNSなど、あなたが興味を持てることや居心地が良いと感じる場所を探してみるのも良いですね。

趣味や好きなことを通して、新しい友達ができる可能性もあります。

学校以外の居場所を持つと、「学校に行きたくない」と辛い気持ちを抱え込み続けることも少なくなりますよ。

ミツキの言葉|自分が行けるタイミングがあれば良い

無理して毎日行くよりも、ちょっと休んで「行けるかも…」と思える方がずっといいです。

自分から行こうと思い、動けることが大切なので、自分が「行けそう」と思えるタイミングを見つけてみましょう。

あなたの心が少し前を向いた瞬間で、大きな前進です。

行けるタイミングが見つかったら良いな…と、待ってみるのもいいですよ。

大切なのは、あなたが「行ける」ことです。焦らないでくださいね。

まとめ:あなたの気持ちは間違っていないよ

「学校に行きたくない」と感じるのは、あなたが弱いわけでも、甘えているわけでもありません。

あなたの心と体が発しているSOSサインであり、自分を守るための大切な声です。

まずは休息をとって、辛さでいっぱいな心を休ませましょう。

自分の気持ちを責めず、安心して過ごせる場所を見つけて、笑顔になってくれると嬉しいです。

あなたの気持ちは間違っていませんよ…だから、一人で抱え込まないでくださいね。

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