人と比べてしまう理由とは?比べる気持ちを和らげる6つの対処法

SNSを開くたびに、友人の楽しそうな投稿が目に入ります。

職場では、同僚が褒められる場面を見て心がざわつき、「また比べてしまった」と自分を責めていませんか?

真面目で優しい人ほど、他人と自分を照らし合わせて落ち込みやすいと感じる人も少なくありません。

本記事では、人と比べてしまう理由と、気持ちを和らげる方法を具体的にお伝えします。

一緒に、心が軽くなる一歩を探していきましょう。

人と比べてしまう3つの理由

人と比べてしまう背景には、以下の3つの理由があるとされています。

いずれも、多くの人が経験するものであり、環境やこれまでの経験が影響していると考えられます。

続いて、ひとつずつ詳しく見ていきます。

SNSで他人の良い部分ばかりを見てしまうから

SNSを見る時間が長いほど、人と比べる気持ちは強まりやすくなります。

理由は、SNSには旅行や昇進・昇給、マイホーム購入など、良い出来事だけが並びやすいからです。

悩みや失敗の投稿は少なく、他人の生活が実際より輝いて見えます。

例えば、学生時代の友人が転職成功の投稿を見ると、「自分は何も変わっていない」と感じやすくなるでしょう。

実際には、投稿されていない苦労や努力も数多く隠れているものです。

見えている部分だけで、自分と他人を比べる必要はありません。

仕事や家庭で評価を気にしすぎているから

職場や家庭での評価を気にしすぎると、人と比べる気持ちが強くなります。

真面目な人ほど、役に立ちたい・迷惑をかけたくないといった思いが強く、他人の評価を基準にしやすいためです。

同僚が上司から褒められる場面を見ると、「自分は頑張りが足りない」と落ち込んでしまう人もいます。

評価は状況やタイミングにも左右され、努力の量だけで決まるものではありませんよ。

目の前の評価だけを基準にしすぎず、自分のペースを大切にしてみてください。

過去に比べられる経験をしてきたから

幼い頃からの経験が、比較する癖になっている場合があります。

「もっと頑張ろう」「〇〇ちゃんはできているよ」と言われて育つと、努力と評価を結びつけて考えやすくなるからです。

努力と評価を結びつける考え方が、大人になった今も自然と残りがちです。

例えば、成績や部活動で人と比べられた経験は、社会人になってからの比較習慣にもつながります。

厳しい家庭でなくても、比較される環境で育てば、価値観として身につきやすいものです。

過去の経験に気づくだけでも、今の自分を少し客観的に見られるようになります。

人と比べてしまうと起きやすい心の変化

人と比べる癖が続くと、心には以下の3つの変化が現れます。

自信が揺らぎ、素直な気持ちで過ごすことが難しくなっていきます。 

3つの変化の中身を具体的に見ていきましょう。

自分の努力がわからなくなる

人と比べる時間が長くなるほど、自分の努力が見えにくくなります。

他人の結果ばかりに目が向き、自分が積み重ねてきた過程を振り返る余裕がなくなるためです。

「私は何もしていない」という感覚が強まっていきます。

家事や育児をこなしながら仕事もしている人が、SNSで華やかな投稿をするのを見て「自分は何もできていない」と感じる場面があるでしょう。

実際には、毎日の小さな積み重ねこそが大きな努力です。 

まずは、今日こなしたひとつの出来事を思い出してみてください。

人と比べるたびに自信がなくなる時は、自己肯定感が下がっているサインかもしれません。

相手を素直に喜べず自己嫌悪する

人と比べる癖が強いと、相手の幸せを素直に喜びにくくなります。

自分と相手を無意識に比較してしまい、羨望の気持ちが先に立つからです。

本当は応援したい気持ちがあるからこそ、余計に苦しくなります。

例えば、友人の昇進や結婚の報告を見て、嬉しいはずなのに複雑な気持ちになる人は少なくありません。

喜べなかったあとで「素直に喜べない自分は嫌だ」と、自分を責めてしまいます。

喜べない自分を責める前に、複雑な気持ちが自然なものだと知っておくのも大切です。

比べたあとに自分を責め続けてしまう方は、自分への言葉を少し変える視点も大切です。

何をしても自信が持てなくなる

比較が習慣になると、挑戦する前から自信を失いやすくなります。

「どうせ自分にはできない」と考えてしまい、行動する気力が湧きにくくなる原因です。

新しいことに挑戦しようとしても、周囲の実績が浮かんで一歩を踏み出せない場面があります。

本来、挑戦の価値は他人との比較ではなく、自分自身の変化によって自信を得られるものです。

少しずつでも、自信につながる一歩を積み重ねていきましょう。

比べる気持ちを和らげる6つの対処法

人と比べる気持ちは、完全になくすものではなく、少しずつ和らげていくものです。

すぐに実践しやすい6つの対処法を紹介していきます。

無理に全部を実践しようとせず、できそうなものから選んでみてください。

順番に、対処法の中身を詳しく見ていきます。

SNSを見る時間を意識して減らす

SNSを見る時間を減らすと、比較する回数自体が減っていきます。

落ち込む情報を見なければ、比べる材料自体が入ってこなくなるからです。

寝る前の30分だけスマートフォンの画面を伏せて置く方法は、多くの人が試しやすい工夫のひとつです。

最初は物足りなさを感じても、数日で気持ちが落ち着いてくるでしょう。

まずは3分からと、短い時間からSNSと距離を置いてみてください。

SNSを見るたびに心がざわつく方は、情報との距離を見直すだけでも気持ちが楽になります。

今日できたことを書き出す

今日できたことを書き出すと、自分の努力に目を向けやすくなります。

他人ではなく、自分自身を基準に考える習慣が少しずつ身についていきます。

小さな内容でも構いません。

例えば、「洗濯物を干した」「子どもと笑い合えた」など、些細な内容で十分です。

書き出す作業を続けるうちに、自分を認める言葉が自然と増えていきます。

書き出した出来事の中から、自分の良い部分にも目を向けられるようになります。

夜のわずかな時間で、今日の自分を振り返ってみてください。

落ち込んだ気持ちを言葉にする

落ち込んだ気持ちを言葉にすると、感情に振り回されにくくなります。

モヤモヤした状態のままにしておくと、感情がさらに大きくなりやすいため、注意が必要です。

ノートに「今日は同僚が褒められて悔しかった」と書き出すだけでも、心が落ち着く人がいます。

誰かに話す必要はないため、自分だけがわかる形で構いません。

気持ちを外に出す時間を、少しだけ作ってみるのも大切です。

ことば便

気持ちを書き出しても、まだ心が苦しい日もあります。

そんなときは、一人で抱え込まず、誰かに言葉を届けてみるのも大切です。

私が運営している「ことば便」では、匿名で気持ちを送っていただき、一人ひとりに心を込めてお返事を書いています。

「ただ話を聞いてほしい」「気持ちを受け止めてほしい」と感じたときは、安心してご利用ください。 

比べやすい場面から少し距離を置く

人と比べてしまう場面から距離を置くと、比較する回数が自然に減っていきますよ。

特定のアカウントや集まりが、比較を強めるきっかけになっている場合があります。

見るたびに落ち込むアカウントは、思い切ってミュートする選択も有効です。

関係を完全に断つ必要はなく、距離感を調整するだけに留めるのがポイントです。

自分の心を守るための距離の取り方を、少しずつ見つけてみてください。

完璧を目指しすぎない

完璧を目指しすぎないことは、比較から自分を守る大切な行動です。

高すぎる基準を持つと、他人の結果と自分の理想を比べやすくなります。

「今日はここまでで十分」といった考え方が、心を軽くしますよ。

例えば、家事を100点満点でこなそうとせず、60点でも良しとする日を作る人がいます。

基準を少し緩めるだけで、自分を責める回数が減っていくため、十分に頑張っている自分を認めてあげてくださいね。

自分へ優しい言葉をかける習慣を作る

自分へ優しい言葉をかける習慣は、人と比べてしまう自己嫌悪を和らげます。

厳しい言葉を自分に向け続けると、他人との差ばかりが目についてしまうからです。

優しい言葉は、他人からだけでなく自分からでも、しっかりと受け取れます。

一例として「今日もよく頑張った」と、寝る前の自分へ声をかける習慣を持つ人もいます。

最初は照れくさく感じても、続けるうちに自然な感覚になっていきます。 

自分に向ける言葉を、少しずつ優しいものへ変えていくのも大切です。

ミツキの言葉|人と比べてもあなたの良さは消えない

人と比べてしまう背景には、自分でも気づいていない気持ちが隠れているのではないかと思います。

自分自身への自信のなさ・現状への満たされない心・変わりたいのに変えられないジレンマなど、抱えているものは違いますよね。

SNSの投稿や周囲の良い現状を目の前にすると、抱えている気持ちの反動から、「どうして自分だけ…」と感じてしまうのではないでしょうか。

私は、苦しさの裏側にある気持ちは、決して悪いものではないと思っています。 

「変わりたい」と思い続けるあなたは、努力しようともがいているのかもしれません。

一方で、人の良さを見て信じられる誠実な人だと思います。

人と比べてしまっても、あなたの素直な部分は消えませんよ。

同じように悩む人の力になりたい思いから、言葉で気持ちを整理するお手伝いをする『ことば便』を続けています。

一人で抱え込んでいた気持ちも、言葉にして誰かと共有するだけで、少し軽くなる瞬間があります。

もし気持ちを言葉にする相手が欲しくなったときは、ことば便のことを思い出してもらえたら嬉しいです。

ことば便

ことば便では、LINEから今の気持ちや悩みを送っていただくと、一人ひとりの言葉に寄り添いながら、あなただけのお返事をお届けしています。

「誰かに話を聞いてほしい」「否定せず受け止めてほしい」と感じたときは、一人で抱え込まず、気軽に利用してみてください。

まとめ|人と比べてしまう心を責めないで

人と比べてしまう気持ちには、SNSや評価、過去の経験など、さまざまな理由があります。

比較が続くと、努力が見えにくくなったり、自信を失ったりする変化も起こるため、できる対処法を試してみてください。

SNSとの距離を見直す・今日できたことを書き出す・自分へ優しい言葉をかけるなど、小さな行動は、変わるきっかけを生みます。

比べてしまう自分を、責めなくても大丈夫です。

自分のペースで、今後も歩んでいきましょう。

日常の中で見過ごしがちな気持ちや、小さな感情に気づけるような言葉を、noteでも発信しています。
読み終えたあとに、少しでも心が軽くなったり、温かい気持ちになれたりしたら嬉しいです。
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